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『イランの家めし、いただきます!』感想

読書記録

イランの家めしってなんだろう。
イラン料理がどんな料理かもわからないくらい、イランの料理についてなんにも知らない私。
イランの人たちが普段食べてるものってどんな料理なんだろう
そんな興味から『イランの家めし、いただきます!』を手に取りました。

本の紹介

著者の常見藤代さんが、2015年にイランに20日間滞在したときのことを綴った旅行記。
なるべく多くのイラン人と交わりたいという思いから、
ホテルなどは利用せず、現地の人たちの家にお泊り。しかもほぼアポ無し!
移動はヒッチハイクと決めるほどの徹底ぶり!
(↑しかし、滞在日数や目的地に向かうドライバーがいないなどの理由で、やむを得ずバスやタクシーも利用しています)
タイトルにある通り、泊まったイラン人ファミリーの家で食べた
イランの家庭料理がレシピと一緒に紹介されています。

印象に残ったところ

イランにもおこげがある!
おこげというとご飯しか思いつかないのですが
イランのおこげは、じゃがいもやきゅうりもあるそうです。
米を炊く鍋の底に、じゃがいもやきゅうりを敷いて
おこげを作るようです。

One moment, please...
『お焦げごはんの天国!【イラン】』
日本のお焦げは、お鍋の底でご飯がほんのり焦げ、ご飯を炊く上で発生する副産物のような”ささやかな喜び”ですね. しかしイラ...

↑の方々が紹介しているように
イランではおこげがとても好まれるようですね。
本の中では、フライドポテト状のじゃがいもを鍋の底に敷いて
作ったとあり、聞いてるだけでとてもおいしそう。

ヤドガリ(ヤードガーリیادگاری)
常見さんが滞在した家を出発する準備をしている時に、
お世話になった家の人から「ヤドガリ」と言われます。
家のご主人はボールペンを欲しがり、奥さんはスカーフを欲しがります。
日本の感覚だと、泊めてもらった人がお礼に
何かをプレゼントすることのほうが自然なので
泊めてあげた人が自分から”これが欲しい”と言うのは、
物をせびるような感じがして気が引けますが、、、

そういう”泊めてあげたんだからなにかちょうだい”という意味ではありませんでした。
ペルシャ語でヤドガリは、「思い出の品」「記念品」「形見」のような意味で
使われる単語のようです。
一緒に過ごした記念に常見さんのものが欲しいということだったのでしょうね。
状況的に日本語で「宿借り」みたいでおもしろい偶然の一致だなと思いました。

こんな方におすすめ

旅行では見ることができない現地の人たちの生活や食、暮らしぶりが知りたい人
  著者の常見さんは、自身のことをイスラム・エスノグラファーと称しています。
  エスノグラファーは、対象となる人や組織に入り込み、その文化や行動を観察、
  記録をする人たちのことです。
  常見さんは特にイスラム圏の人たちの暮らしや文化を取材しています。
  例えば、滞在した家で食事をする際の様子や写真が紹介されていますが、
  テーブルとイスは出てきません。
  イランの家庭では、ソフラと呼ばれる大きな布を敷いて、
  その上に料理を並べて食べるのが一般的なようです。レストランなどではテーブルとイスのス
  タイルが増えてきているようなので、旅行で行ったら体験できないかもしれない
  イラン式の食事が書かれていますので気になるかたにはおすすめです。
  ↓本だけでなくweb上でも、人々の暮らしが紹介されていますよ。

常見 藤代(Fujiyo Tsunemi)*プロフィール – 常見藤代| Fujiyo Tsunemi

『イランの家めし、いただきます!』読んで気になったことを深堀り

学校は男女別。イスラム圏の学校ってどうなってるの?
  常見さんが、学校にお邪魔する場面があります。
  イランでは、小学校は共学、中高は男女別で大学は共学になるそうです。
  イスラム社会では、男女が空間を分けるのが基本です。
  なので学校も男女で分かれています。
  ただ、例えばイスラム教徒が世界一多い国インドネシアでは、
  義務教育の小中9年間は、男女共学です。
  また人口の9割がイスラム教のアゼルバイジャンでは、
  小学校から高校までの義務教育11年間は共学のようです。  
  このように一口にイスラム圏の学校といっても国によって
  様々なのですね。
  気になる方はぜひ、↓の本を読んでみてください。
  37カ国のイスラム圏の学校を紹介しています。

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