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「k.m.p.の旅してぐるぐる。」感想 海外旅行ならではの珍道中を味わえます

読書記録

k.m.p.のお二人を知ったのは、近所のスーパーに行くのすらためらうようなコロナ禍のときでした。
当時、私は妊娠中で多くの時間を家で過ごしていました。
海外はおろか、国内旅行も難しい時期。楽しい気分になれる旅行記の本を探してるときに出会いました。

内容はほぼマンガですので、あっという間に読み切れます。
表紙のイラストの通りお二人の顔は、◯に目と口といったシンプルなイラストなのに、ほんっっっとうに表情豊かなんです。気まずい表情や、恐怖で呆然とした顔、下痢を我慢し切羽詰まった顔などぜひ見てほしいです。

海外旅行経験者ならきっと共感できるエピソード満載

旅行代金を払ったらもう行くのやめられないぞという不安とか、
言葉は通じないけど、なんとか相手に伝えようと必死になることや伝わったときのお互いに「わかった!通じた!」となる達成感とか。
誰もが一度は感じたことがあるであろう旅行に関する一幕がたくさん描かれていて、「そうそう!わかるー、この気持ち」となること間違いなしです。

冒頭に書かれている、海外旅行はトイレで用を足すことも冒険とおっしゃっています。
本当にそのとおりなんです。
トイレのドアって下の隙間すんごく空いてるなー、とか
トイレに紙流せない国だと、💩拭いたあとの紙をゴミ箱にいれることが、すごーく抵抗あるなぁ、とか
トイレの入口に人が立ってて、なんの人かわからずとりあえずニコッとしたら、その人にお金払わないとトイレを使えないシステムで恥ずかしい思いしたりとか、、、

でもこのお二人が言ってることってもっとすごいんですよ。
トイレと案内されたところは便座どころかただの穴だった、とか
トイレの下に家畜いるとか、
壁はおろか青空の下、砂漠でとか

きっとお二人と同じ所に旅行に行ったことがある方なら、共感できることたくさんあるんだろうなと思います。

好きなシーン

モロッコの砂漠で、用を足すことになった時のこと。
最中にラクダツアーが向かってきてしまい、急いで”とめて”パンツを上げたとのことです。
その横に描かれている砂漠で用を足すときのアイデアがイラストで描かれているのですがどれも秀逸で読んでいて楽しいです。

この記事を今読んでくださっている方が、すでに読み終わった方ならこの楽しさをわかってくれるのではないでしょうか。
バカバカしいのですが、きっとそれだけお二人が「どうにかならないものか」と考えた結果なんでしょうね。一生のうちでもうそんなに経験することないだろうことなのに、色々考えてしまうのも旅の楽しさですね。

こんな人にオススメ

「k.m.p.の旅してぐるぐる。」は、各国での旅行エピソードが集められた本、といった感じです。
まだお二人の本を読んだことが無い方は、こちらの本から読むとお二人の楽しさがよく分かると思います。
お二人の世界観にハマると、他の本も絶対読みたくなりますよ。

海外旅行でのハプニングやおもしろエピソードが好き
自身も珍道中の経験がある
あのときのあれ、おもしろかったよねーという思い出話に浸りたい方

そんな旅にまつわる、忘れてしまいそうだけどなんかちょっと笑えるアレコレが詰まった楽しい一冊ですよ。

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